Zbrushを使い始めてからしばらくは、3つのブラシが使えればいいと思います。
スタンダード、ムーブ、スムーズです。
スタンダードブラシ
自然な盛り上げ、へこませができるブラシで、Zbrushのスカルプトという作業を理解しやすいブラシだと思います。
これを使って、「絵を描く」感覚で、盛り上げたり、削ったりしていくことを何度もやればいいでしょう。
鼻をかいたり,唇をかいたりしながら,盛り上げていきます。
ムーブブラシ
どの3Dソフトにもある頂点移動をするブラシだと考えていいと思います。
形状を引っ張ったり押し付けたり押し込んだりして、盛り上げやへこませをさらに大きく行うためのものです。
例えば、球体から腕をはやす場合、もりあげていくよりも、ぐいっと引っ張ったほうが感覚的にもわかりやすいし、効果的です。
耳を引っ張り出したり,ほおの形を整えたりします。
また、ブラシサイズを大きくすれば、形状全体を変化させたりすることもできます。
スムーズブラシ
スカルプトを繰り返していると、どうしても凸凹ができます。
その凸凹を均してくれるのがスムーズブラシです。
Shiftキーを押せば自動的にスムーズブラシに切り替わるので、スカルプトしたらShiftを押してスムーズ、ということを繰り返しながら形を作りこんでいくという流れになります。
ストローク→Shift+ストローク(スムーズ)→ストローク→Shift+ストローク(スムーズ)を繰り返す感じで。
メッシュがの密度が高くなると、うまく均されないようになります。
その時は、ブラシ>ブラシ読み込みから、ストローク・ストロンガーブラシを呼び出して使います。
密度が高い高ポリゴンのモデルでもある程度スムーズにしてくれます。
当初は、この三つでもかなりいろいろと作れますので試してみてください。
三つのブラシだけでつくった作例
うえのつのブラシだけで作りました。3つだけでもこれくらいまではできますけど,他のブラシを使えるようになれば,もっといろいろな表現ができます。
少しずつ使えるブラシを増やしていけばいいと思います。