ディバイドでもダイナメッシュでも、かなり創り込んだらポリゴン数がとんでもない状態になります。
Zbrushではかなりポリゴンが多くても、かなりさくさく表示してくれたり動いてくれたりするのですが、一般的な3Dソフトにそのままエクスポートしたら、まずマウスについてきません。
それくらい思いデータになってしまっています。
なんとかポリゴンを減らさないといけないのです。
たとえばこのモデル。
ディバイドを重ねてとうとう39万5425ポリゴンにもなってしまっています。
これでは,とても他の3Dソフトにもっていくことができません。重すぎます。
そこで「リトポロジー」ということを行います。
ある程度の形状やポリゴンの流れを考慮しながらポリゴンの数を減らすのです。
たとえば、背中のように広い面積の場所では、大きなポリゴンを少なく貼っても形状にはさほど問題ありませn。
しかし、目鼻などには形状をはっきりと表現するために小さなポリゴンをたくさん集めなければなりませn。
また、顔の表情筋などのように、筋肉の流れが必要な箇所がありますが、その流れに沿ったポリゴンの配置が必要です。
そこでZremeshをかけます。
しばらく計算した挙句,下のように表示されました。
ずいぶんポリゴンがへりました。なんと8526ポリゴンまでへらすことができました。
このように、形状の流れに沿ってポリゴンを並べつつ、ポリゴンのいらないところでは削除することで、形状を保ったままポリゴンをへらすことができるのです。
単にポリゴンを減らせばいいというのではなく、できるだけ形状を保ちつつ、ポリゴンの流れも意識しつつ、必要最小限のポリゴン数に最適化するということなのです。
これでかなりポリゴン数を減らすことができるので、他の3Dソフトでも読み込んでディテールをつめたりアニメーションをおこなったりすることができるようになります。